phpとmysql が使える
レンタルサーバー
ドメイン
選び
phpとmysql が使えるレンタルサーバー・ドメイン選びのポイント
ドメイン情報

レンタルサーバーにWordPress3.0をインストールして、新機能マルチサイトを使ってみる

格安レンタルサーバー あるいは自宅サーバーにWordpress3.0をインストールしてみましょう。

最新版をダウンロード

Wordpressの最新版(現在は、3.0)をダウンロードしましょう。
日本語版は、WordPress 日本語からダウンロードします。
英語版は、WordPressからダウンロードします。

SSH/Telnetに対応している 格安レンタルサーバー なら、そのまま、ZIPファイルをアップロードしましょう。
( SSH/Telnetに対応していないレンタルサーバーで phpに対応しているなら、 SSH(シェル)が使えないレンタルサーバーには、PHP SHELLがおすすめ を使ってみるのも良いと思います。 )

$ unzip wordpress-3.0-ja.zipreturn

とコマンド1発で、カレントディレクトリへ解凍してくれます。これで、アップロードに時間短縮が可能ですね。
格安レンタルサーバー にもよりますが、unzipコマンドが使えないようなら、以下のSSH/Telnetに対応していない方と同じようにアップロードしましょう。


SSH/Telnetに対応していないなら、自PCに一旦解凍します。解凍したディレクトリ&ファイル一式をアップロードします。
もちろん、サイトのカレントディレクトリへアップロードします。間違えないようにしましょう。

自宅サーバーやレンタルサーバーをまるまる借りておられる方は、インストールを終えた後に、オーナー(所有者)の変更を忘れずにしましょう。
$ chown -R apache. wordpressreturn
のように、wordpress配下のすべてのファイル、ディレクトリをapache/apache へ変更しておきます。
FreeBSDでは、webact ?だったと思います。

共用レンタルサーバー の場合は、ユーザが、所有権・グループにそのままなりますから、ほとんど問題になりません。

wordpressをインストール

さて、先の手順でアップロードまで終えたら、WEBブラウザから、アップロードしたサイトへアクセスします。
あとは、WEBブラウザから操作することでインストールします。

  1. アップロードしたサイトへアクセスする。

    最初に表示される画面は、以下のような画面だと思います。
    Wordpress インストール

    この画面は、wp-config.phpがありません。wp-config.phpを準備してから、アクセスしてね。・・・ということなので、wp-config.phpを準備します。
    サンプルが、wp-config-sample.phpの名前でありますから、これをコピーして編集します。


  2. wp-config.phpを編集する。

    SSH/Telnetでやった場合の例を以下に簡単に記述しておきます。

    $ cp wp-config-sample.php wp-config.php
    $ vi wp-config.php
           :
           :
           :
    /** WordPress のためのデータベース名 */
    define('DB_NAME', 'database-name');
     
    /** MySQL データベースのユーザー名 */
    define('DB_USER', 'user-name');
     
    /** MySQL データベースのパスワード */
    define('DB_PASSWORD', 'user-password');
     
    /** MySQL のホスト名 */
    define('DB_HOST', 'localhost');
     
    /** データベースのテーブルを作成する際のデータベースのキャラクターセット */
    define('DB_CHARSET', 'utf8');

    最低限入力が必要な項目は、上記のとおりです。
    下記にそれぞれの説明を加筆しておきます。

    • DB_NAME : データベース名

      MySQLのデータベース名です。

    • DB_USER : データベースのユーザー名

      先に指定したMySQLのデータベースへアクセスするためのユーザ名です。

    • DB_PASSWORD : データベースのパスワード

      先に指定したMySQLのデータベースへアクセスするためのユーザのパスワードです。

    • DB_HOST : ホスト名

      先に指定したMySQLのデータベースのホスト名です。
      同じホスト上にMySQLがあれば、"localhost" or "127.0.0.1"でOKです。
      格安レンタルサーバーでは、ほとんどの場合、負荷分散のため別ホストになっています。
      もし、わからない場合は、問い合わせてみましょう。

    • DB_CHARSET : データベースのキャラクターセット名

      いわゆる文字コードです。
      よほど意識していない限りは、"utf8"でOKです。
      MySQL4系でどうしても"utf8"が使えないような場合を除き、上記でOKです。

    上記のviが日本語(UTF8)に対応していないなら、自PCで編集することをおすすめします。
    また、上記の項目は、編集しなくても、とりあえず、wp-config.phpがあればOKです。
    インストールウィザードでデータベースの設定ができますので、その画面で編集してもOKです。

  3. 再度、アップロードしたサイトへアクセスする。

    もし、以下のような画面が表示されれば、何か設定に誤りがあるので、再確認しましょう。
    Wordpress データベースアクセスエラー
    下記の画面が表示されればOKです。
    Wordpress データベース設定OK

    ここでは、以下の項目を設定し、WordPressインストールをクリックします。

    • サイトのタイトル

      ブログタイトル名を入力します。

    • ユーザー名

      サイトの管理ユーザ名になります。セキュリティの面からも、adminでないユーザ名を指定しましょう。

    • パスワード

      サイトの管理ユーザのパスワードになります。

    • メールアドレス

      サイトの管理者のメールアドレスになります。

    • このサイトがGoogleやTechnoratiなどの検索エンジンに表示されるのを許可する

      通常は、チェックします。
      後で変更もできるので、サイト構築中だけは、チェックを外しておくことも良いかもしれませんね。


    データベースへの登録が完了したら、以下の画面が表示されます。
    Wordpress データベース登録完了

    画面下のログインをクリックしてみましょう。


  4. ログインしてみる。

    先の画面の画面下のログインをクリックすると下記のログイン画面が表示されます。
    Wordpress ログイン
    ユーザ名、パスワードを入力してログインをクリックしてみましょう。

    Wordpress ダッシュボード
    Wordpress2.xを使ったことがある方なら、それほど違和感なく使えると思います。
    Wordpress2.xに比べると、すべてをグレーで統一した色彩感は、ですかね。


  5. サイトを確認する。

    サイトへアクセスしてみましょう。
    デフォルトのテーマもWordpress2.xに比べると、ですかね。
    Wordpress サイトアクセス


WordPressのマルチサイトを使ってみる

Wordpress3.0のきのうとして、最も有名で期待されている機能は、マルチサイト(Muti-Site)でしょう。
ここで、簡単なマルチサイト(Muti-Site)の使い方について、記載してみましょう。

  1. wp-config.phpを編集して、マルチサイト(Muti-Site)を有効にします。
           :
           :
           :
    define('WP_ALLOW_MULTISITE', true);
     
    /* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */
           :

    上記のように、「編集が必要なのはここまでです ! ・・・・」の前に"WP_ALLOW_MULTISITE"を定義します。


  2. 管理画面へログインします。

    http://あなたのサイトURL/wp-login.phpへアクセスしてログインします。
    ログイン中なら、一旦、ログアウトし、ログインしなおします。

    左メニューの [ツール] - [ネットワーク]をクリックします。
    Wordpress ネットワーク
    ここでは、マルチドメインっぽく使いたいので、
    ネットワーク内アドレス : サブドメイン を選択します。
    ネットワークの詳細 : ネットワークのタイトル、管理者のメールアドレスをそれぞれ設定します。
    最後にインストールをクリックします。


  3. 画面の指示に従い各ファイルを編集します。

    ネットワークのインストールを実行すると、以下のような画面が表示されます。
    Wordpress ネットワークインストール
    この画面の指示に従い、各ファイルの編集を行います。

    1. wp-content/blogs.dir というディレクトリを作成します。

      また、アクセス件を開放(書き込み可 chmod 644)しておきます。


    2. .htaccessの編集を行います。

      ファイルがないようなら、作成します。


    3. wp-config.phpの編集を行います。


    ここまで編集を終えたら、再ログインします。


  4. 再ログインします。

    再ログインすると、特権管理者というメニューが左上に表示されます。これが、ネットワークの管理メニュー(Multi-Siteの管理メニュー)になります。
    Wordpress 特権管理者
    [特権管理者] - [サイト]をクリックしてみます。
    上記画面のように新しいサイトを入力できますので、ここで新しいサイトを作ってみましょう。

    サイトアドレス:サブドメイン名を指定します。
    サイトタイトル:サブドメインサイトのタイトルを指定します。
    管理者メールアドレス:サブドメインの管理者メールアドレスを指定します。

    最後にサイト追加をクリックし、サイト追加完了です。


    格安レンタルサーバーでは、ここで指定したサブドメインのディレクトリをWordpress3.0をインストールしたディレクトリと同じに設定する必要があります。

    さくらインターネットでは、以下のような感じですね。
    Wordpress さくらインターネット
    いずれも同じディレクトリを指していますね。
    ※さくらインターネットの場合、既に独自ドメインを利用されていて、そのサブドメインを利用する場合は、上記の設定だけで使えるはずです。
    新しい独自ドメインを利用する場合は、他社管理のドメインは、そのドメインのDNSサーバーをさくらインターネットのDNSサーバーに設定すれば、同じように使えます。

    自宅サーバーなら、バーチャルホストの設定で、同じディレクトリを指すように設定します。
    もちろん、DNSの設定もしなければなりません。

    追記:
    ※必ず、ここのWordpressのマルチドメイン(サブドメイン)を作成する前に、この作業を行っておかないといけません。

    だって、Wordpressは、DNSを設定してくれませんからね。
    この設定をしていないと、Wordpressは、新しいサブドメインがどこかなんてわかんないんですからね。

    ・・・・ちょっと、聞かれたので追記です。

  5. ダッシュボードを切り替えてみます。

    マルチサイトの登録ができたら、それぞれのサイトは、ダッシュボードを切り替えて管理されます。
    ダッシュボードの切り替えは、[ダッシュボード] - [参加サイト]をクリックし、現在管理中のサイト一覧から、切り変えたいダッシュボードを選択するだけです。
    Wordpress ダッシュボード選択
    ダッシュボードの切り替え後は、通常のWordpressと同様に記事の投稿、編集を行います。

    実際に新しく作成したサブドメインのサイトへダッシュボードを切り替えると、おおーっ英語版のダッシュボードへ切り替わりました。
    Wordpress ダッシュボード切り替え
    おちついて、[Setting] - [General] で、Site Language : Jpanaeaseへ切り替えればOK。


  6. 完了です。

    ここまでで、おわかりのとおりマルチサイトと言ってもマルチドメインの管理ができるわけではないのですね。
    マルチドメインの管理を行うには、プラグインが必要です。
    例えば、WP Multi Network 、Yet Another Multi-Site Managerなどです。

    ダウンロード : WP Multi Network

    WP Multi Network をインストールしてみました。

    このプラグインをインストールして、ネットワークで有効にします。
    すると、[特権管理者] - [Network]というメニューが現れます。
    クリックしてみましょう。
    Wordpress Network切り替え
    後は、マルチサイトをインストールしたときと同じ要領で、サイト情報を入力しましょう。
    ネットワーク名: デフォルトのネットワークと区別ができるように名前をつけましょう。
    ドメイン: http://以降をドメイン名を指定します。例) exmaple.com
    パス:通常は、'/'で良いです。
    Site Name:サイト名

    これで、Create Networkをクリックして作成します。

    後は、このネットワークへマルチサイトを追加する・・・という流れになります。
    ※ネットワーク間の切り替えは、ログインが必要になります。

    以下のような管理になるんですね。ネットワークっていいうのは、ドメインと同じ意味でしょうかね。

    ネットワーク#1  -+- マルチサイト#1
                     +- マルチサイト#2
                            :
                     +- マルチサイト#l
         :
    ネットワーク#m  -+- マルチサイト#1
                     +- マルチサイト#2
                            :
                     +- マルチサイト#n
    	

Wordpress3.0は、まだ、新しいので、マルチサイトについては、使えないプラグインもあります。
本格的に使いたい方は、必ずプラグインの動作を確認してからにしましょう。
このサイトで紹介している 格安レンタルサーバー は、Wordpressはすべて動作します。 特に、早々とWordpress3.0にクイックインストール(簡単インストール)機能を提供しているのは、ヘテムル(heteml)ヘテムル(heteml)です。

もし、インストールに不安のある方は、初心者にもやさしいきれいなドキュメント、あるいはクイックインストール(簡単インストール)機能のある

何といても安い! ロリポップ!(lolipop)ロリポプランロリポップ!(lolipop)ロリポプラン

扱いやすい ロリポップ!(lolipop)チカッパプランロリポップ!(lolipop)チカッパプラン

対応の早い ヘテムル(heteml)ヘテムル(heteml)

がおすすめです。

また、ある程度UNIX系のコマンドをご存知なら、SSH機能のある

安定感抜群の さくらのレンタルサーバト(スタンダード)さくらのレンタルサーバト(スタンダード)

速さと容量の さくらのレンタルサーバト(プレミアム)さくらのレンタルサーバト(プレミアム)

がおすすめです。




関連記事


口コミ・評判



1 件 口コミ・評判があります。 口コミ・評判を投稿する
  1. 管理人
    2010年7月10日, 12:54 AM

    3.0へアップデートする際は、
    インストール先ディレクトリの配下にwp-settings.phpがあると思いますので、これを以下のように編集しましょう。

    define('WP_MEMORY_LIMIT', '32M');

    define('WP_MEMORY_LIMIT', '64M');

    メモリが不足しているとうまくアップデートできないみたいです。
    以前にも、Wordpressのアップデートを行うときは、そんなことがありました。
    もし、Wordpressのアップデートでうまくいかないときは、試されると良いかもしれません。

口コミ・評判を投稿 :

お名前 *

メールアドレス *
(口コミ・評判欄には、表示されませんが入力が必要です。)

サイトアドレス



新型コンピュータウィルス「JSRedir-R(通称:Gumblar・GENOウィルス)」の亜種が、2009年末より猛威を振るっており、 現在もウィルスによって、FTP接続パスワードが抜き取られる事象が多発しております。

このサイトでは、ランキング情報には、すべてのレンタルサーバーの情報が表示されますが、 おすすめ情報には、SFTP/FTPSに対応していないレンタルサーバーをおすすめはしないようにしております。

phpとmysql が使えるおすすめ格安レンタルサーバーをご紹介します。もちろん、Joomla!,WordPress,Mobile Typeなどの有名なCMSも使える格安、割安感のあるレンタルサーバーを厳選して、比較紹介します。

  • はてなブックマークへ追加する
  • Facebookでシェアする
  • twitter でつぶやく
  • Google Plusでシェアする
  • Pocketでシェアする
ページトップへ