評判のさくらインターネット(スタンダード)を評価してみた
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| スピード | (4) |
| ネットワークのスピードは、かなり良い方だと思います。ただ、サーバーは、いまだにPentiumのCPUサーバーがあるのが残念な点です。Xeonなら申し分ないです。お試し期間で必ずCPUのチェックをしましょう。Pentiumにあたったら、お試し期間中に同じプランを何度も申し込んでサーバーを変更しましょう。 | |
| 安定感 | (4.5) |
| 安定感はかなり高い方ではないかと思います。 落ちないサーバーはないと思いますが、復旧にどれほど時間がかかるかが問題だと思います。復旧は、早い方だと思います。 | |
| サポート | (5) |
| 心強いのは、電話サポートがあることです。なかなかメールだけでは伝わらないこともありますからね。 | |
| ユーザレベル | 初中級向け |
| 初中級向けのみに限らず、サーバーのCPUにもよりますが、コストパフォーマンスからすれば、十分に上級者でも満足できるサーバーだと思います。 | |
| 用途 | ブログ、ホームページ立ち上げ、メールサーバー |
| 初期のサイト立ち上げには最適だと思います。 レンタルサーバーがどんなものかを知るには、ちょうど良いサーバーだと思います。 | |
ここまでに、
- 評判のさくらインターネット(スタンダード)を申し込み(契約)して、使ってみた
- 評判のさくらインターネット(スタンダード)に WordPressをインストールしてみた
- 評判のさくらインターネット(スタンダード)に Joomla!をインストールしてみた
- さくらインターネットのビジネスプロでPHPのモジュール版を使ってみた
- さくらインターネットのビジネスプロで複数のデータベース(MySQL)を使ってみた
と、使ってみました。
今回のさくらインターネットについての印象をまとめてみました。
今後のレンタルサーバー選びのヒントになればうれしく思います。
サーバーの評価は?
ウェブサーバーについて
ウェブサーバーの設定では、基本的に余計な事は何もしないです。
(ファイアバード(firebird)やエックスサーバー(xserver)のように独自ドメインを登録すると自動的にディレクトリが作成されたりすることはありません。)
まったくの初心者には、レンタルサーバーがどんなものかがよくわかる構成かもしれません。
逆に、全くの初心者だと、何か問題が発生した場合に、何をどうすれば良いかわからないこともあるかもしれません。そのときはサポートに相談しましょう。さくらインターネットのサポートは充実しています。
以下に気になる点について列挙しておきます。
- .htaccess では、使えないものがある
Optionsなど .htaccess で使えないパラメータがあります。
正規表現も厳格にチェックされるので、初級者には、自分で対処するのが難しいかもしれません。
ただ、非常にユーザが多いので、有名なCMSなどで問題がある場合でも、ほとんどウェブ検索で対処方法を探すことができます。
マイナーなCMSだと対処方法を見つけきれないこともあるかもしれませんが、 さくらインターネットの強みでもある非常に多いユーザがいるので、自分でなんとかしないといけないことは、ほとんど無いと思います。
- 無理にさくらインターネットのDNSサーバーを使わなくても良い
無理に独自ドメインのネームサーバーをさくらインターネットのDNSサーバーへ向けなくても、ウェブサーバーが利用できます。
つまりは、独自ドメインのレジストラなどで提供されているDNSで管理し、必要なウェブ用のサブドメインのみを、さくらインターネットのIPアドレスに向ければ、ウェブに関しては、自動的に切り替わる・・という感じです。
もちろん、さくらインターネット側でのドメイン設定は必要になります。独自ドメインのネームサーバーをさくらインターネットのネームサーバーにしなくても動作する・・・という意味です。
これは、個人的には、下手にDNSサーバーを必ず使うように設定(設計)されているより分かりやすいし、使いやすいです。
もちろん、さくらインターネットで独自ドメインを管理(移管)する方が、管理面では楽ですし、細かい設定を行うこともできます。
このあたりは、格安レンタルサーバーの特徴かもしれませんね。DNSの細かいレコード設定したければ、ドメインを移管しなさい・・・というパターンですね。
さくらインタネットの場合、
移管しなくてもドメインレジストラのDNSをさくらインターネットのDNSへ向けることもできますし、上記のようにドメインレジストラのDNSサーバーで設定するだけでもウェブサーバーは使えます。
しかし、他のレンタルサーバーでは、
必ずDNSサーバーをレンタルサーバーのDNSサーバーへ向けないと独自ドメインを使えない場合もあります。これは、かえって面倒なだけで、使う側でのメリットはほとんどないと思います。
このため、ウェブサーバーだけをさくらインターネットで利用したい場合や、メールをGoogle Appsで管理し、併用するのことも簡単に行えます。
MySQLについて
MySQLは、外出しのMySQL専用サーバーを使います。
外出しのMySQL専用サーバーはさくらインターネットの1ユーザに対して1サーバーが割り当てられます。
(変更できません。このあたりはロリポップ!(lolipop)
の方が、柔軟性がありますね。ロリポップ!(lolipop)
は、データベース毎に複数のMySQLサーバーから選ぶことができます。)
スタンダードプランから、複数のデータベースを扱えるようになりました。
また、さくらのレンタルサーバー(ビジネスプロ)
また、MySQLのバージョンも5.5固定となりました。
自分が利用したバージョンは、Server version: 5.5.15でした。
ここで利用できるデータベース数を他のレンタルサーバーを比較してみましょう。
以下は、月額利用料金がほぼ同額(¥500前後)のサーバーです。
| レンタルサーバー | データベース数 |
|---|---|
| さくらインターネット(スタンダード) | 20 |
| ロリポップ!(lolipop)チカッパプラン | 5 |
| ファイアバード(firebird) | 10 |
この中では機能アップでさくらインターネットがダントツの1位になりました。機能アップ前は、ダントツ最下位だったんですけどね。
また、さくらインターネットの場合、データベースへアクセスできるユーザは、1つしか作成できません。(ユーザ名固定)
これは、最上位プランのビジネスプロでも同様です。
上記の他レンタルサーバーでは複数ユーザを作成することができます。
この複数データベース、複数のユーザを利用するという点からすると、ファイアバード(firebird)が、機能的に上回っているようです。
さらに、MySQLサーバーを選択できるいう点からすると、ロリポップ!(lolipop)チカッパプランが、機能的に上回っているようです。
こうやって比較してみると、それぞれのレンタルサーバーで機能の特徴が出ていますね。
いずれも、月額¥500前後を考えると、十分な機能だと思います。
PHPについて
デフォルトのPHPのバージョンは、PHP Version 5.2.17でした。
さくらインターネットでは、PHPのバージョンを選択することができます。
また、以下のように選択できるPHPのバージョンが豊富です。
- 4.4.9(非推奨)
- 5.2.17(推奨)
- 5.3.8
非推奨ながらPHP4系が使えることは、さすがは老舗だという感じです。
ここでは、一番無難な5.2系(5.2.17)を使いました。(Joomla!を使う場合は、5.2以上である必要があります。)
また、GDも入ってますから画像系も動きます。
ただ1点だけ、デフォルトの設定が、マルチバイト文字列にEUC日本語となっているので、その点は、ちょっと注意しておいた方が良いかもしれませんね。
一応、Wordpress,Joomla!をインストールしたときのphp.iniの設定イメージを以下に記載しておきます。
詳しくは、 評判のさくらインターネット(スタンダード)に WordPressをインストールしてみた の次に、PHPを設定する を参照してください。
| 設定項目 | さくらインターネットの設定値 | 変更値 |
|---|---|---|
| mbstring.language - デフォルトの言語 |
Japanease | neutral |
| mbstring.internal_encoding - デフォルトの内部エンコーディング |
EUC-JP | UTF-8 |
| mbstring.encoding_translation - HTTP入力エンコーディング変換(有効/無効) |
Off | Off |
| mbstring.http_input - デフォルトのHTTP入力文字エンコーディング |
pass | auto |
| mbstring.http_output - デフォルトのHTTP出力文字エンコーディング |
pass | pass |
| mbstring.detect_order - デフォルトの文字エンコーディング検出順序 |
no value | auto |
まだ、PHP4系が選択できようになっているのも古くからのユーザの多さからかもしれませんね。
いずれにせよ選択肢が多いことは良いことですよね。
サポートについて
サポートは、電話サポートがある点でポイントが高いです。加えて技術力が高い点も満足できると思います。
サポートの活用は、ユーザ側の問い合わせ(質問)の仕方・力量にもよりますけどね。
この点は、ロリポップ!(lolipop)やファイアバード(firebird)のメールのみ対応からすれば、初級者にはありがたいですね。
今までの経験の中では、さくらインタネットのメールサポートは、かなり返信が早い方だと思います。
ひどいところもありますからね。2営業日近くかかるようなレンタルサーバーもあります。
機能面ではなくサポートを重視する方なら、かなりのおすすめですね。
全体をとおしての評価について
ここまで、さくらインターネットのスタンダードプランを使ってみました。
随分以前に使ったことはあったのですが、そのときのサーバーのCPUが、
CPUがPentiumだったのもあると思いますが、Wordpressを動作させたら、重たく感じていました。
しかし、今回は、CPUがCore 2 Duoだったせいもあるのでしょう、かなり、この点では改善された感じを受けました。
また、ビジネスプロもあわせて使ってみると、やっぱりビジネスプロは良いですね。
複数ユーザで管理できるのも良いですし、PHPもモジュール版が使えるのも良いですね。
ただ、費用を考えると・・・・
サーバーを自分で構築できる方なら、さくらのVPSの4Gプラン
という選択肢もあります。
(仮想4コア、メモリ4Gですから、ほぼ同額の月額料金からして さくらのVPS
の方が間違いなく満足いくサーバーの構築ができるでしょう。)
また、共有レンタルサーバーとして考えるなら
コストパフォーマンスは、(SSHは使えませんが)ファイアバード(firebird)
が、上回っていると思います。
ファイアバード(firebird)
は、独自SSLまで対応してますから、かなりの割安感(リーズナブル)はあると思います。
独自SSLなど特別な機能が必要でない方には、
レンタルサーバーがどんなものかを知る上で、非常に機能的にバランスのとれたおすすめなレンタルサーバーでしょう。
その他、さくらインターネットを選ぶポイントとして、
- サポート(電話サポートあり)
- メール機能の充実
- 圧倒的な利用者数
があると思います。
電話サポートがありますし、サポートの技術力にも定評があるレンタルサーバーです。加えて圧倒的にユーザ数(利用者)も多いので、設定などで困ってもウェブの検索で、ほとんど解決できます。
加えてサポートの対応も早いので、初心者でも安心でしょう。
問題は、老舗と言われるさくらインターネットは、やっぱり、まだまだハード的に古いサーバーが残っています。
この古いサーバーでは、スタンダードくらいの低価格帯プランでは、重たく感じてしまうでしょう。
さくらインターネットを借りてみたいと思われたら、お試し期間で、まずCPUを確認した方が良いです。
- CPUがXeonの場合は、
現在(2011.10)では、最新のCPUですから、即契約でもOKでしょう。
- CPUがCore 2 Duoの場合は、
まあまあです。実際に使ってみて、動作に支障が無ければ契約しましょう。
- CPUがPentiumの場合は、
別のサーバーを探しましょう。お試し期間にキャンセルすれば、費用は一切かかりませんから、Pentiumでないサーバーにあたるまで、サーバーを変えましょう。
※この点では、CPU(Xeon QuadCore)を公開しているファイアバード(firebird)
は魅力的だと思います。
今回、いろいろと試した中で、さくらインターネットの売りは、やっぱりサポートを含めた安心・安定感だと思います。
※お試し期間中は、共有SSLは利用できませんから注意してください。
※データベースが必要なC際は、スタンダードプラン以上でないとデータベースを使えません。
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